シャンパンが造られる地方!フランス・シャンパーニュのワインの特徴

シャンパンとスパークリングワインの違いを説明できますか?

一口にワインといっても様々な種類がありますが、シュワシュワとした炭酸を楽しめるのが発泡性ワイン(スパークリングワイン)です。

日本では「シャンパン」と表現されることもありますが、厳密に言えばシャンパンとスパークリングワインは異なります。

確かに炭酸を楽しめる点では同じですが、これらは基本的に別物のため、混同しないように注意しましょう。

シャンパンとは・特徴

シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作られているスパークリングワインの名称です。

「スパークリングワイン=シャンパン」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、シャンパンはスパークリングワインの一ブランドという位置付けです。

ただし、シャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインが全部シャンパンなのではありません。

シャンパンを名乗るためには細かなの条件を満たす必要があるのです。

例えば、使用するブドウはピノ・ノワールかシャルドネ、ムニエのいずれかと定められています。

他にも醸造方法や期間などが規定されており、それらを全部満たしたもののみがシャンパンを名乗れます。

なお、シャンパンは高級なスパークリングワインでもあります。

数万円を超える銘柄も少なくないですし、クリュッグのように世界的な知名度を持つ銘柄も存在します。

スパークリングワインとは・特徴

一方のスパークリングワインは、ワインの中に炭酸(二酸化炭素)が溶け込んだワイン全般を指します。

つまりフランス産の銘柄であっても、シャンパーニュ地方以外で作られたものはスパークリングワインです。

他にもフランスのクレマンやイタリアのスプマンテなど、様々なスパークリングワインが存在します。

スパークリングワインの製法は多くありますが、
主に、

・発酵が終わる前に瓶詰めし、炭酸を自然発生させる方法
・ワインに直接炭酸ガスを封入する方法

の2つに大別できます。

ちなみにシャンパンは前者の方法を採用しており、シャンパン方式と呼ばれています。

スパークリングワインは赤・白・ロゼの3種類があり、それぞれで異なる風味を楽しめます。

口当たりも違いますので、色々な銘柄を飲み比べてみるのも良いでしょう。

シャンパーニュ地方について

画像引用元:https://wine-noble.com/france/champagne/

シャンパンを製造しているシャンパーニュ地方はフランスの北部に位置します。

年間平均気温は12度前後と比較的寒冷ですが、一年を通して穏やかな気候が続くためブドウやワイン作りに適しています。

シャンパーニュ地方では9世紀頃よりワイン生産が始まったとされており、フランスの中でも長いワインの歴史を持ちます。

シャンパンが誕生したのは17世紀頃のことで、ドン・ペリニヨンが泡を封入する技術を開発し、現在へ続くシャンパンの礎を築きました。

以来多くのシャンパンが誕生し、世界中へ向けて出荷されています。

通販サイトで買えるシャンパン

シャンパンはお店でも購入できますが、取り扱っているお店を探すのに苦労するでしょう。

ワインショップではほぼ確実に置いてありますが、通販サイトを利用すれば自宅からシャンパンを購入できます。

実は通販で買える銘柄は多く、更に価格も手頃なためおすすめです。

特に以下の3つはお求めやすい銘柄ですので、ぜひ自宅で楽しんでみてはいかがですか?

ジョリー・ド・トレビュイ

まずご紹介するのが「ジョリー・ド・トレビュイ」です。

ピノ・ノワールを使用しており、とても深いコクとスパイシーな香りが楽しめます。

飲んだ後の余韻のバランスもよく、果実のような風味が後に残ります。

注いだ際に泡立つ小さな泡も特徴で、金色の美しい色と相まって食卓を華やかにしてくれます。
特別な日におすすめのシャンパンです。

シャンパンの中でも価格が手頃で、一本あたり3,000円前後で買える場合もあります。

価格は手頃ながらも上質な味を楽しめますので、初めてシャンパンを飲む方にもおすすめしたい銘柄です。

シャンパーニュ・ダンジャン・フェイ

次にご紹介する「シャンパーニュ・ダンジャン・フェイ」は、美しい黄金色が魅力のシャンパンです。

スッキリとした口当たりと辛さバランスが取れた銘柄で、ハーブや花の香りのような余韻も同時に楽しめます。

生産者(メゾン)のダンジャン・フェイは小規模ながらもイギリス王室に認められており、歴史ある大手メゾンに並ぶ実績を持っています。

熟成期間を最低30ヶ月に設定するなど、独自のこだわりがあり、設立時から現在に至るまで高品質なシャンパンを造り続けています。

このため、品質にこだわりたい方におすすめの銘柄です。

ブラン・ド・ノワール・ブリュット

そして最後が「ブラン・ド・ノワール・ブリュット」です。

ピノ・ノワールのみを使用した珍しい銘柄で、使われるブドウは全て手摘みにこだわっています。

数あるシャンパンの中でも辛味が強めですが、舌を刺すようなことはなく、むしろあっさりした飲み口になっています。

このバランスが絶妙で、辛口ながらもブドウのまろやかな味も同時に楽しめます。

食中酒にも最適な一本です。

味が濃い肉料理との愛称も抜群ですし、魚や野菜主体の料理にも合います。

普段の食卓からパーティまで、シーンを問わずに楽しめる魅力的な銘柄です。

まとめ

シャンパンとスパークリングワインの違い・特徴をまとめると、以下のようになります。

・シャンパンはシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワイン
・スパークリングワインは炭酸入りのワイン全般を指し、シャンパンとは別物である
・シャンパンは高級銘柄もあるが、手頃に買える銘柄も多い

シャンパン以外は全てスパークリングワインですので、別物である点に注意が必要です。

なお、シャンパンは基準が厳しいため高級銘柄も多いですが、手頃な価格の銘柄も少なくありません。

上でご紹介した3銘柄のように、通販で買えるものもあります。

もし飲んだことがない方は、これを機会に試してみてはいかがですか?

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